![木曜日のフルット 3 (少年チャンピオン・コミックス) [コミック] / 石黒 正数 (著); 秋田書店 (刊) 木曜日のフルット 3 (少年チャンピオン・コミックス) [コミック] / 石黒 正数 (著); 秋田書店 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51Amy%2B2s6ML._SL160_.jpg)
まず扉のイラストにブハっとなりました。
ええ無職です、無職ですとも先輩は。
えっとこのマンガは基本見開き2ページです。そして、よく小説やらマンガやらにある注意書き「この作品はフィクションであり云々……」を普通に書いてません。つまり、「○○は○○ションですが、この作品はフィクションであり……」と書いてあります。それも1話ずつ違うネタで。
大抵このマンガを読む時は最初にまずこの注意書きのところから読んでしまいます。だんだんおかしな方向に転んでいくのが面白いんですよね。いや、本編も面白いけど。
一応猫マンガです。
自由を求めてペットショップを逃げ出して半ノラ生活を送るフルットと、その仲間、そして対立組織の大物猫デンとその一味。と書くとまあどんな話かと思いますが、ぶっちゃけゆるーい話満載です。
フルットもかわいいけれど、それ以上に面白いのは「無職!」の早菜先輩。マンガ家のアシスタントしてますが、基本ぐだぐだで適当。でもその適当感がちょっぴりうらやましいかも。
どの話も面白いけれど、それはたぶん小市民的なおもしろさとかセコさがあるからかなと思います。ささいなことでもめてみたり、喜んでみたり、そんな日常をのぞき見てる感覚を覚えるのかも。
個人的には1番最初の話。
これはウケました。だって、実際そうでしょう。こんなことになったら普通よりずーっとダメージ受けそうだもん。
440円なり
宇川晶