またまた西さんのマンガ。
もう「娚の一生」は終了しましたが、まだ何本か連載がありまして、その内の1本。
主人公が40歳独身でその生活とか考えてることとか中々にリアル。基本この人の描くマンガの舞台はちょい田舎が多いので、その微妙に濃い世間とのつながりの中で生きていく40歳は結構大変です。わたくしもまあ似たような年代で、似たような田舎暮らしなのでなんとなく判る気がします。なんというかですね、すぐいろいろと周辺にばれるんですよ(^^; そんでもってこのマンガでもちょくちょく出てきますが、本人の名前よりも先に○○さんとこの△△ちゃんなんですよねぇ、いつまで経っても。
ってまあそんな田舎あるあるはおいといて。
彼女、よりさんもですが大学で外に出て長い間故郷に帰らなかったのに諸事情により舞い戻ってしまって、そこで同級生だったイケメンに出会います。このイケメン、異常なくらいによりさんに執着するから、少しきもいけれど、それでもついつい付き合ってしまって……。
そんなこんなで4巻目。よりさんは結婚しようかって気になるけれどうまくいかない。
そこで年の離れた妹がいいこと言うんです。
「どうしたいか」で決めちゃうんだよ!決められなかったら流れにまかせる!
この言葉、四十路にはちときついかな。20代なら判る。だんだん年取るといらないことをあれこれ考えて結局結論を出せないままうやむやにしてしまう。だけど、四十路でも三十路でもホントは関係ないんだよね。
中々できないし、妹ちゃんの言うようにできたらきっとすごく楽しいと思うけど。
でもどっかでいろいろな事を振り切ってしまうのもいいかもしれませんねぇ。
自分が会社辞めたのも結局振り切れちゃった結果かもしれないけど、今結構楽しいから良し!としよう。
だから次巻でよりさんはどうするんだろうなぁ。真木さんもとうとうバツイチになりそうな雰囲気だけど、その前に彼女の気持ちはどこへいくんだろう。ラストが気になる気になる、そんでもって先が読めそうで読めない。次は半年後だからそん時にまた読み直しをして気づくこともあるかな、そうしたらまたさかのぼってコメント書きますよ。
にしても、結構深いですよ、このマンガ。
ついつい聞いてしまいましたもん。
「結婚って好きだからするの?」ってね。
440円也
written by 宇川晶
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