![大奥 第9巻 (ジェッツコミックス) [コミック] / よしなが ふみ (著); 白泉社 (刊) 大奥 第9巻 (ジェッツコミックス) [コミック] / よしなが ふみ (著); 白泉社 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51xgX1cgQXL._SL160_.jpg)
昨日ドラマ「大奥」が終わりましたね〜。なんだかんだでよくできたドラマだったと思います。最初はちょっと設定より年上過ぎて境さんに違和感がないでもなかったんですが、回を重ねるうちに有功さんに見えてくるから不思議。でも、以外と役に合ってるなぁと思ったのは玉栄を演じた田中くん。純粋に有功さんを尊敬してて大好きで、そのくせものすごく負けず嫌いで上昇志向。よく似合ってました。
さて、本題。
よしながさんの大奥9巻は今あの「田沼意次」の時代になりました。
そして平賀源内と松平定信。もういい加減大名も町人も武士も女性の姿で男名前であることに慣れてきましたが、それにしても最初に読んだ時にすごい発想だなと感心しきりでした。よくファンタジーやらSFの世界では男女逆転ものってありますが、これほど大胆に逆転した世界を描いたものって無いのでは。
田沼意次と言えば後世語られるところではよく松平定信と比較して一方的に悪い人扱いですが、この中では諸説ある中で誠実に描いているのではないでしょうか。まあ、歴史上の人物を描写しようとするとどちらか一方の視点からになりやすいものですが、田沼と対立軸で語られる定信の側も平等に描かれていてよく勉強されているのだろうと思います。
家光の時代(1630年代)に発生した赤面疱瘡の猛威は1700年代半ばになっても収まらず、女性が家を継ぐ事が当たり前となっています。そんな中吉宗の時代から病気の原因究明がなされてきた、そんなところから引き続き田沼を始めとして平賀源内もどうにかこの奇病を研究しようとします。
そこで、公式には唯一認められていた海外への扉であった長崎、そしてオランダ。治癒よりも予防。
なんとなく先が見えそうになってきましたが、定信が何やら企んでいる様子なので、田沼時代はもう終わりかな、と。そして清すぎる時代に突入するのでしょうね。
よしながさんはこの話、どこまでお描きになるんでしょうねぇ、まさかの幕末?
逆転した龍馬とか新撰組とかも見てみたい気がします。
また次が楽しみです。
にしても、ドラマが終わって金曜夜のお楽しみが減っちゃった!
映画も気になる気になる、予告見てると綱吉いい感じだしね。
670円也
written by 宇川晶

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