毎回楽しみにしているマンガの最新刊!
舞台は19世紀の中央アジア、今の地図ならカザフスタンやウイグル、トルクメスタンとか。そしてまだ伝統的な価値観や暮らしが当たり前に営まれている社会が丁寧な絵柄とストーリーで描かれています。
森さんはビクトリアンエイジのイギリスを舞台にした「エマ」が有名で、これはわたしも読みました。その頃から良い意味で書き込みの丁寧なマンガ家さんという印象を持っていました。もちろん女性陣がみな上品な色気があって、身につけているモノの描き方もこれでもかってくらい丁寧で繊細。こっちのマンガは西洋世界が舞台だったので、レースやフリルが美しいのですよ。
あ、脱線してしまつた。
「乙嫁語り」に戻りましょう。
こっちは中央アジアが舞台なので同じ描き込みでも、刺繍の美しさですね。今でもこの地方の民族衣装などは刺繍や織り込みが素晴らしく、正直みに纏うと重そうではありますがカラフルでとにかく美しい。それを白黒の世界で細かく表現されています。カラーじゃないのにカラーに見えてきそうなほど。
ヒロインは20歳の年上妻アミルですが、この巻ではイギリス人の民俗学(歴史とかも)研究者のスミス氏が旅していく途中で出会ったアラル海近くの村に住む双子の女の子達の結婚式の話です。この双子、中々におてんばちゃんで気が強くてかわいらしい子達で、いつも一緒にいてけんかばかりしていた近所の兄弟とついに結婚します。もうころころと一緒にいた頃から女の子達に押されっぱなしの兄弟だけど、一応決める時は決めるし、けんかはしても言いたいことと言い合っていて楽しそう。ま、好きだからお尻に敷かれちゃうのかな。
平和に暮らしているけれど、北の方からはロシアの脅威が迫ってきていたり、自分達とは関係のないところで勝手に欧米列強がうろうろしてる感じとか時代を感じるところもあり。
でも、みんな今この時を精一杯生きている姿が読んでいて胸が熱くなります。
written by 宇川晶
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