![ましろのおと(8) (講談社コミックス月刊マガジン) [コミック] / 羅川 真里茂 (著); 講談社 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61fJEjU1ceL._SL160_.jpg "ましろのおと(8) (講談社コミックス月刊マガジン) [コミック] / 羅川 真里茂 (著); 講談社 (刊)")
えーここでいわゆる１部終了って感じです。
７巻でやっていた「松吾郎杯」もとうとう終わり。今までずっと一人で自分の音を好きなように奏でてきた雪が、初めて他人からの評価を受けることになります。きちんと点数がついて順位が付くことは、評価する側もされる側も相応の覚悟が必要です。
今回も一般聴衆には受けてもシビアにポイントを付けていく審査員の目からみると結果は予想とは違うものに。この大会で圧倒的な敵ポジションである、田沼聡一の前に雪は年相応にいらっとします。勝つつもりで臨んだものの結果は３位。
点数が発表されますが、田沼くんはほぼ満点。圧倒的な強さでした。２位と３位の差は大きくないけれど、１位との差はものすごく大きい。そして、表彰式で母である梅子は雪に渡すトロフィーを割ってしまいます。
雪はじいちゃんの演奏を聞いてじいちゃんを目指してはいたけれど、周りは（特に梅子）は雪に松吾郎自身を求めていたことに気づかされます。そして、雪はそれに違和感を覚えます。その上、演奏が「ただの独りよがり」とまで言われてしまいます。
大会も終わり、たった５人の三味線愛好会もそれぞれの元いた場所へ戻ります。
雪は雪で大きな決断をします。そして、彼は「後ろ盾が無ぇってことは柵も無ぇってこと」。全てを三味線に懸けることになるようです。
次巻から新章へ突入！
ということで、三味線愛好会の行方も雪の行き方も新しい方向に向かっていきます。
written by 宇川晶
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