アラフォーのヨリさんは不倫を清算しておひとりさまに戻りました。
図書館の仕事を続けながら、故郷中崎の町おこしプロジェクトの事務局長に打ち込んでいます。でもまあなんというか田舎のオジさん達の女性への複雑な感情はリアルでもフィクションでも変わらないようです。だけどヨリさんも誕生日で40歳。若い頃なら反発したんでしょうが、社会経験を積んだ年になってくると軽くいなせてしまうみたい。
今回は若い頃のヨリさんのエピソードも。
父親が嫌いではないけれど、そばにいると息苦しい。そんな気持ちはわからなくもないかなぁと。高校から後って進学するか就職するか、親のそばに留まるか出て行くか。急に選択肢が目の前に提示されて親も子供も戸惑ってしまう年頃です。ワタシも多少はもめましたしね。
でも結局なんだかんだいってヨリさんと同じく生まれたところに戻ってきちゃいました。
真木さんと別れたつもりのヨリさんにまた新しい出会いが訪れました。仕事で出会った有名作家さん。その彼が恋愛抜きでもいいからと東京へ出てこいと言いました。「今ここでぐずぐずしている才能がおしい」、そんな言葉中々言ってもらえませんよ。だけど踏ん切りがつかずプロジェクトが終わるまで待ってほしいと告げました。終わったらその時彼女はどうするんでしょう。
それはそうと。
はっきりしなかった真木さんが急に離婚を切り出しました。
そして今更不良化する40男子。いや〜この人ってば面白いですねぇ。思考パターンが極端で。だけど今回彼と彼の父親の関係も挟まれていて二人の父親に対するスタンスの違いが垣間みれてよかったです。
やっぱりヨリさんはいいなぁ、ワタシがまだ20代でこのマンガを読んだらまた印象が変わるんでしょうねぇ。今はどっちかっていうと台詞のひとつひとつに共感する方ですが。
450円なり
by 宇川晶