のっけからおいしそうなご飯連発でした。
普段ワタクシ牡蠣は苦手なんですが、シロさんお手製の牡蠣フライはちょっとおいしそうだなと思ってしまいました(^^;
このマンガは決してグルメマンガであることが主題ではなくて、一応中年に差し掛かったゲイカップルの日常なんですが、毎回毎回シロさんの作る料理が美味しそうったらありゃしない。実際今までも読んでて食べたくたって作っちゃったこともあります。
今回のお料理はとにかくおでん。
お詫びのしるしにとケンジのためにせっせとおでんを作るシロさん。これがまあ丁寧なお仕事っぷりでこんだけきちんと下ごしらえすればそりゃおいしいわなって。冬の間に1回はおでん作るだろうから、シロさん流に丁寧に下ごしらえして澄んだお出汁のおでん作ってみようかな、なんて。
それから。
珍しくシロさんの方からケンジを京都旅行に誘ってみる。そんでケンジの好きそうなお店をちゃんとチョイスして泊まりはお高い旅館に1泊。しかも暗がりで手繋ぎあーんど、二人で記念写真。こりゃケンジじゃなくてもなんかあるって疑うでしょ、やっぱり。でも、なんでまたこんな珍しいことをしたかの理由がよく考えるとじんわり寂しい。中々家族は受け入れられないのかなぁと思うとちょっとシロさんもお母さんも寂しいですね。
だからこそ、ラストに出てきたケンジ一家のエピソードはちょっとだけ救いになりました。あっけらかんとしている家族にホッとするとともに、ここまでに相当葛藤があったんだろうなぁと想像するとほんのり切ない気分になりました。
そういえば、ワタクシも「塩麹」に興味あるなぁ。
シロさんじゃないけど、手に入れたら何にでも使いそう。
まあその前に微妙にお高いから手をだしませんけどね。
8巻読んで、最近そういえば京都行ってないなぁって思ったり、牡蠣フライ食べたいなぁと思ったり、塩麹誰かくれないかなぁと思ったり。そしてやっぱりコレでしょ。シロさんも家訓にするとか言ってる「満員電車の中では両手を上げる」、でしょ。まあどうしてこれが家訓になるかっていうとそれは読んでからのお楽しみ。
さてさて今度何作ろ?
610円なり
by 宇川晶